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舞台「青春フルスロットル」

あの時の気持ちを思い出させてくれる、舞台「青春フルスロットル」開幕。

劇団バルスキッチンの人気作品、舞台「青春フルスロットル」の再演!
PrizmaX 清水大樹が主演でお届けする青春感溢れる学園コメディ。今回は、メインキャストのみなさまからメッセージをいただきました。

舞台『青春フルスロットル』

清水大樹 from PrizmaX(斉藤明役)
Twitter:@daikix_official

ー 今回の役が決まった心境とは

コメディ作品って今までそんなにやってこなくて、コントはあっても演劇的なコメディはないし、そこで俺は面白い人なのか?って問いただしたときに大丈夫かな〜って若干不安になりました。
それから稽古初日、本当は座長として責任持たないといけないんですけど、みんないるから全然大丈夫だわって思ったんですよね。みんな素敵なメンバーが集まってくれたなって印象です。

ー 一緒になって楽しみたい。

演出家のよっちゃん(前野祥希氏)本人も言ってたんですけど、本人自身がシャイだから話自体がシャイだなと。泣かすにかかるところもあるんですけれど、笑いどころを入れてくれるので、常にコメディスタンスでいれるんです。だから、演ってても楽しいし、観てくれるひとはさらに絶対楽しいんだろうなって。自分が演るから楽しいのかなって考えたんですけど、今はそうではないって確信しています。

ー 観劇していただくお客様にメッセージ。

何回か、自分の舞台を観てきてくれているかたもいると思うんですけど、「大樹、ツッコミうまくなってってるね〜」って思われたいですね。今回は、9.9割なので。いや、10かな・・・。(笑)
来てくださる方は楽しみにして来てください!僕もある意味ではお客さんのスタンスで、劇中自分自身も笑いを隠し楽しみながら演ってます。それでも、ゲラなので笑ってしまう部分もあるかもしれないですが、一緒に楽しみ、ひとつのものを共有できたらなと思います!

舞台『青春フルスロットル』

若松春奈(荒木奈美役)
Twitter:@harupxx

ー 今回の役が決まった心境とは

来年に私30歳になるんですけれど、30歳手前で学生役が回って来ると思わなかったので単純な嬉しさと、実際に若い方と同世代っていう設定を守れるのかっていうのは不安でした。(笑) 荒木奈美という役が生徒会長なんですけど、根に持っている自分の性格とかけ離れていなくて、そんなに役作りは大変じゃなかったです。期日を守らなきゃならない!とか、生真面目に物事を決めてしまうところがあって、ルーズに動けないタイプなんですよね。そんな荒木奈美が「仲間をとるのか、家族をとるのか」というドラマがあるのでそこが見どころだと思います。

ー ストーリーに詰まった想い

今回のストーリー、いっぱいメッセージが詰まっているんです。大人になると、ついいつも明日のこととか、ずっと先のことばかり考えて生きしまっているんだと。でもこの作品は、先のことよりも「いま」を全力で楽しもうよってメッセージがあって、なんか忘れてた気持ちを取り戻してくれるみたいな。きっと「いま」を全力で楽しめば、「明日」もきっと楽しいし、生きてることがもっと楽しくなると感じてもらえる作品だと思います。学園ものだからこそ、全員が全力で楽しんでいる姿もわたし的には好きですね!(笑)

ー 観劇していただくお客様にメッセージ。

お芝居に触れて、こうゆうメッセージを伝えていけることが嬉しくて、例えば仕事が忙しくなってしまったり、日常に疲れてしまっている方に向けて特に観て欲しいです。「明日も頑張ろう!」って思ってもらえたら。楽しみにお待ちしています!

舞台『青春フルスロットル』

井坂仁美 from 仮面ライダーGIRLS(谷口理子役・Wキャスト)
Twitter:@hitomi_isaka

ー 今回の役が決まった心境とは

楽しみが大きかったですね!コメディ+舞台、しかも学園ものって演ったことなくて、制服着る機会なんて、こうゆうときにしか着れないから純粋に嬉しかったです。最初は内容よりも、、、制服でしたね!(笑)
わたしの役は学園内のアイドルなんですけど、すごく「ド天然」なんですよね。それで、わたし自身は、天然とはかけ離れていると思ってたんですけど、共演の竹田亮君がひー(あだ名)のまんまだよって言うんです!だから、そのまんまで演じてって言われるんですけど、個人的にはすごい困っちゃうんですよね。(笑) 私が普段活動しているグループ(仮面ライダーGIRLS)では、かっこいい系でいないとだめなので、しかもグループの中でも特にそうゆうポジション(かっこいい系)だと思ってたから・・・。でも、愛される理子になれればいいなって思ってます。

ー 笑うだけでは終わらないコメディ。

すごくパワフルで、スピード感があって、THEコメディって感じなんですけど、実は笑うだけでは終わらないんです。みんな学生時代の経験ってあると思うんですけど、過去の自分と比べたりなんかして、思い出に浸って欲しいなって思います。ぶっ飛んでる内容もあるんですけどね。(笑)

ー 観劇していただくお客様にメッセージ。

私のことを知ってくださっている方からすると、まずビジュアルから驚きだと思います。普段、絶対ツインテールしないので、そんなギャップは楽しんでいただけるんじゃないかなと。逆に、私のことを知らない方は、学生時代にこんな子がいたよなとか、このタイプ苦手だったなーとか、いろんな感じ方あると思います。純粋に楽しんでいただけたらいいな。

舞台『青春フルスロットル』

西園みすず from さんみゅ〜(谷口理子役・Wキャスト)
Twitter:@sunmyu_misuzu

ー 今回の役が決まった心境とは

普段、舞台を観るときって、劇場に行くときより、楽しい気持ちで帰れるからコメディものを観るのが好きなんです。だからすごい今回は楽しみでした。
(本を読んだとき)ちょっとお馬鹿でぶっ飛んでる印象の役だと思ってたんですけど、自分の大事にしているものとか、守りたいものとかがちゃんと馬鹿なりにあって、そこに筋が一本通ってて熱いんです。

ー ストーリーに華を添えたい。

みんなセリフで小っ恥ずかしいことを言うんですよ。でも、私生活だと思ってることって恥ずかして言えなくなるじゃないですか。それをバンバンみんな言ってくれるのですごい気持ちの良い内容になっていると思います。私の役は学園内のヒロインみたいな感じなんですけど、ストーリーに華を添えれたらいいなって思います。(笑)
稽古をやってみて普段と違うのが、今回Wキャストなんですよね。だから、自分のいる場所(役)に、別の方が演じているのを観るのってめっちゃ新鮮で、そうゆう捉え方もあるのか!ってすごく勉強になっていていろんな意味で刺激をもらっています。

ー 観劇していただくお客様にメッセージ。

普段はアイドルグループをやっているんですけど、共通する部分としては、観てくれた人の心になにか残るおしごとだと思っているので、来てくれたかたを元気にさせれたらなって思います。

舞台『青春フルスロットル』

竹田亮(吉野光徳役)
Twitter:@ryonol2

ー 今回の役が決まった心境とは

以前に学生ものやったことがあったんですけど、制服を着たことはなかったんで・・・前は、私服だったから、制服来たかー!って思いましたね。28(歳)になって学ラン着るって結構なハードルだから辛いですよ。(笑) ぼく中学が学ランで、高校はもうブレザーだったんで、中学時代の思い出しかないんですよ。周りは(若松)春奈以外みんな年下なんですけど、春奈いるからちょっと気が楽になりましたね。(笑)でも、できる限りフラットにできるように、自分本来の個性を生かして役作りしたいなって思ってます。
僕は、主人公が転校してくる学校の生徒役で、すぐ「ダチ、ダチ」って友達になってくるようなとにかく明るく元気な熱い奴を演じさせていただきます。

ー とにかくオーバー。でも後半には・・・。

すごいですよ。(笑) とにかく大袈裟にいろんなことはっちゃけてやってます。普通の芝居だったら、そこまでやんないところまでオーバーに、オーバーにやっていって、後半に繋がっていくんですよ。コメディってすごく短くて、今回も総尺1時間半の中で15人のキャラクターが出てきて、すごいタイトなんですよ。その短い時間の中でどれだけ自分たちのキャラクターを演じれるかってことにポイントを置いています。
生徒たちがそれぞれいろんなことを抱えている中で一生懸命、青春っていうものを謳歌していくんです。光徳は、暗い過去とかあっても、笑って済ませれるように生活をしてるんですけど、どこかそれを押し殺しながら弾けてるんですよね。で、最後に何を感じていたのか吐露するシーンを迎えるんですけど、実はそこのポイントに向かって、ストーリーが進んでいく感じです。こんなことコイツが言うんだって思わせてくれますよ。光徳が持ってるトラウマとか暗い過去は捨てないように演じて、でも見えないくらいに・・・。
自分自身すごいいい役をもらったって感じていて、台本2ページくらいの長いセリフがあって、重要な役割なんですよね。みんな芝居うまいから俺じゃなくても良くない?って思ったけど、それでも負けないよう先陣切れるように頑張りたいですね。

ー 観劇していただくお客様にメッセージ。

大人になると忘れちゃうようなことを僕らが舞台上でみせることがすごく特殊なことなんだと思っています。日常っぽいんだけど、非日常を味わっていただけるようにと。
みんなが過ごしている日々のなかで、楽しむときは楽しむ、苦しむときは苦しむ、みたいな感情を大人になると隠すことがあると思うんです。でも、そうゆう感情出していいんだよって伝えて、みんなの明日が明るくなればいいなって思います。
あとは、とにかく笑ってほしいかな!

舞台『青春フルスロットル』

緑川睦(夏岡修造役)
Twitter:@rikumidori

ー 今回の役が決まった心境とは

私は教師の役をさせていただくんです。学園ものをやるって話があった時点で、学生役は無理だなって自分でも思っていたので。(笑) もちろん今まで色々やってるんですけど、結構学生はキツイですよー!(笑) も実は、配役に候補があって、もっと年齢の高い役もあったんですけど、どちらも教師役でこっち(若い方)がいいなということでこの役をいただいて、あぁ良かったな、とひと安心です。
読んで字のごとく夏岡修造という名前の役なんですけど、絵に描いたような熱血教師なんです。昔のドラマみたいに、ただヤンキー生徒と全力でまっすぐぶつかっていくところも、コメディっぽく描かれていて、信じるものは救われるっていうセリフがあるくらい全力でまっすぐぶつかっていく教師です。でも、それはワザと作ってるんじゃないかと思わせながら、ついに後半に事件が起きていくんですよね。ほんと人物が変わったんじゃないかと思うくらい。コメディっぽく描かれているですけど、実はその裏にもっと深い・・・みたいなことがなにげ結構描かれている本なんだなと。
一瞬なんでもなく流れていく話の中で、ひっかかるところがあるんですよね。いい意味で裏切るような、絶対想像できないようなことが起きるんですよ。そこで伝えたい大切なことを挟んでくるんです。

ー ご自身の見どころとは?

あまり自分を観て欲しいとは思ってないんですよね。(笑) もちろんこんなお仕事柄なのでお芝居観ていただきたいって気持ちは常にあるんですけど、作品の中で特にここのポイントを観て欲しいってないんですよね。 全部観て欲しいです。(笑) 自分の好きなシーンとか、役の中で関わりの深い同じ教師の貝原さん(柚木美咲演じる貝原玲子)とか、いろいろあるなかで・・・、やっぱり全部じっくり観て欲しいです。(笑)

ー 観劇していただくお客様にメッセージ。

役者が、スタッフが、みんなが一生懸命舞台を作ってるんです。でも結局観劇してくださる方がいないと何もないんです。私たちはいつも良いものを作って劇場に持っていくんですけど、それを完成させるのは観ていただける方がいるからなんです。そんな皆さまに感謝をしつつ、観てくださる以上は楽しんでいただけたらと、全力で頑張りたいと思います。劇場でお待ちしています。

舞台『青春フルスロットル』

若菜元貴 from JUNON SUPERBOY ANOTHERS
Twitter:@jbanothers_wg

ー 今回の役が決まった心境とは

ずっと学生役をやりたくて、舞台の話をもらった時はまだ制服着るって知らなかったんです。で、制服って知って、ファンの方も制服姿を見たいって言ってくれていたので、すごくそれを楽しみにしてくれてるんですよね。高校がブレザーで、中学生ぶりの学ランなので、自分自身もすごく楽しみです。
3人の男の子の親友役で、その中で光徳が(竹田亮演じる吉野光徳)特にお馬鹿なキャラなんですけど、そんなキャラとは違って少しセーブしながらお馬鹿するような性格の男の子です。ボケどころは、みんなと少し違って少なめではあるんですけど、自分のボケどころでしっかり笑いを取れたら良いなって思ってます。(笑)ちょっとスベりそうそうな気もするんですよね・・・。(笑)でもそれはメンタルで超えます!(笑)

ー ご自身と比べて今回の役は?

普段からふざけたい性格で、表には出さないけど結構熱い性格なので、役にはすごくハマっているんだと思います。今回、僕がほかの役をやれって言われても出来ないですし、逆にほかの方が自分の役をやるのも想像出来ないので、与えられた役を精一杯やるって気持ちしかないですね。

ー 観劇していただくお客様にメッセージ。
今年、23歳になるんですけど、年齢を重ねていく度に、学生役っていう幅が狭まっていくと思うので、学生姿の若菜を見れるのは最後だと思います!いや、最後!かもしれないですよ!?なので、ぜひこの機会に観にきて欲しいです。

作・演出:前野 祥希
Twitter:@yoshiki_oraora
1991年3月23日生まれ、O型、千葉県出身。劇団「バルスキッチン」を主宰。
役者を経験したのち、舞台演出家、脚本かとして活躍している。

舞台『青春フルスロットル』

出演
清水大樹 / 若松春奈 / まつながひろこ / 柚木美咲 / ズドン / 井坂仁美(仮面ライダーGIRLS/Wキャスト) / 若菜元貴(JBアナザーズ) / 高水裕樹 / 森本那奈 / 澤井えみり / 宮弘之 / 西園みすず(Wキャスト) / 竹田亮 / 緑川睦 / 和田将吾(JBアナザーズ)

作・演出
前野祥希

期間
2018年9月5日 (水) ~2018年9月9日 (日)

公演日・開演時間
09月05日(水) 19:00☆
09月06日(木) 14:00◆ / 19:00☆
09月07日(金) 14:00☆ / 19:00◆
09月08日(土) 13:00◆ / 18:00◆
09月09日(日) 12:00☆ / 17:00☆
Wキャスト:☆:西園みすず ◆:井坂仁美

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「全校生徒の皆さん、彼らのような愚か者に加担したところで何も得るものはありません。自分の将来を真剣に考えた判断を期待します……」

『清く!正しく!美しく!!』をスローガンに掲げる青春学園に転校してきた主人公の斉藤明。

あることを理由に、どこか人と距離を取ってしまう明だったが、暑苦しいほどに熱血指導の先生と初対面の人間にも明るく、優しく接してくれる生徒達に対し、次第に居心地の良さを感じるようになっていった。

そんなある日、学園を騒然とさせる事件が起き、青春学園の爽やかな空気が薄れ、かつての活気がなくなってしまう。

再び青春にあふれた学園を取り戻すため、明は担任の夏岡修造やクラスメイトの吉野光徳、谷口理子と共に立ち上がる。

「自分の力には名前がある。それを呼ぶことができれば、絶大なパワーを得ることができる。さぁ、その力を解放するために、学園の未来を守るために、心に浮かぶその力の名前を叫ぶんだ!」

「絶対に俺がこの学園を守るんだ! うぉーー!
……やばい。なんだろ。全然思い浮かばない。」

果たして、明は学園の危機を救えるのか。青春を取り戻すことはできるのか。
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