Stagebook MAGAGINE

舞台・演劇情報「Stagebook MAGAGINE」

NORN9 ノルン+ノネット

女性向け人気恋愛アドベンチャーゲーム「NORN9 ノルン+ノネット」遂に舞台化!

「NORN9 ノルン+ノネット」はPSPやPS Vitaなどのゲームで、「ノルン」と呼ばれる巨大な飛行船で旅をする特殊な能力を持った少年少女達の女性向け恋愛アドベンチャーゲーム。その人気から2016年にはテレビアニメ化もされ、話題となっている。
今回の舞台化は、NTV「ワイルド・ヒーローズ」やCX「世にも奇妙な物語(一本足りない)」などを生み出した、鬼才・蛭田直美によるオリジナルストーリーで構成され、原作ファンのみならず、誰でも楽しめる構成となっているようです。
Stagebookでは、豪華メインキャストのうち5名(中村優一、鮎川太陽、本川翔太、松波優輝、竹田亮)に舞台に込めた想いを伺いました。

結賀駆役 中村優一

中村優一(結賀駆 役)
Twitter:@nvkknpbmkibdg6m

ー 主人公 結賀駆との共通点とは。

まず、このお話を頂いて、実は存じ上げてなくて、いろんな人に「NORN9 ノルン+ノネット」って知ってるって聞いたら、結構みんな知ってて人気だよって言われて・・・。あ、やばいって・・・。ただ、オトメイトさんの他のゲームで薄桜鬼(ドラマ、舞台、映画 薄桜鬼SSL)とかがあって、同じゲーム会社なんですけど、今回また「NORN9 ノルン+ノネット」っていうのを演らせてもらうことになって。ビクっとしましたけど、こうゆう舞台演れるのも、もう僕31(歳)なんで、限界が来る時もあると思うんで、折角お話いただいたんで、全力で演ってみようと。
駆(結賀駆)っていうキャラクターは、結構気を遣えるし、明るいし、結構男としてパーフェクトなんですよ。笑 で、女性へのアシストっていうか、女性の扱い方とか素晴らしいんです。逆に僕は見習うことが、勉強しないといけないことがたくさんあって。ただ、この舞台では、駆も色々と過去があって、それが徐々にこうストーリーに絡んでいくっていう話なんで、ま、若干闇を抱えながらも、闇があるからこそ、あえて明るくしてる部分もあって。自分と比べると、俺はずっと暗いんで・・・、どっちかというと。笑 駆と似てるところは、みんなの前では明るく接してて、仕事柄(俳優という仕事のこと)そうなんですけど、家では全然喋らないし、休みの日とか人に会いたくないなって、それが駆の闇の部分と共通するところがありますね。笑

ー メッセージ

僕もそうですし他のキャラクターも、魅せ場というか、キュンキュンするところもある。ゲームが原作でアニメとかにもなってるけど、ちゃんとそこに人間というか、キャラクターがちゃんと生きてる舞台になってると思います。世界観も大切にしつつ、魂が宿ったもの、そうゆう作品に出来たらなって思ってます。ほんと毎日、毎日みんなと話し合いながら、コミュニケーション取りながら、マエヨシ君(演出:前野祥希氏)もそうですけど、精一杯頑張ってるんで、いろんなところを楽しみにしていただけたらと思います。あと、結構映像とかアクションも入るので、そうゆう演出だったり演技、楽しんでもらえると思います。

遠矢正宗役 鮎川太陽

鮎川太陽(遠矢正宗 役)
Twitter:@ayukawa_taiyou

ー ファンの心をくすぐるキャラクターの個性を大事したい。

まず、携帯のソーシャルのゲームだったので、そこから始めさせて頂いたんですけど、人間の内に秘めてる隠し事だったりとか、言えないことだったりとか、そうゆう人間味の溢れるドラマなんだなっていうのが受けて取れました。ま、能力があると言えども、それによってそれぞれいろんな過去を抱えてきた、その抱えた人間同士が集まるとこうなるみたいな。それが(築田行子演じる)こはるによって、駆によって変わってくるってところが、自分を変えるってところでは素敵な作品だなって思いました。
二次元の作品が、三次元になると、やはり先駆けてファンの方っていうのは、舞台じゃない人たちが多いから、自分がプレイした時もいちファンになって、ファンの人と同じ目線に立って、そのキャラクターを見る、キャラクターを好きになる。どうして好きになったのかとか、このキャラクターはここが可愛い、引きこもりだけど、ちょこちょこ突っ込みしてくるのが面白いとか、なんか照れ臭ながらにも悪口言っちゃうけど優しさがある、とかなんかここのポイントがファンの心をくすぐる、自分もくすぐられた、そうゆうところ大事にしていきたいなっていう。特にそうゆうシーンが結構多いから。正宗(遠矢正宗)は特にリーダーシップとって、全体をこう支えるキャラクターなんで、とはいえあまり目立たず、舞台だから演出によって変わってきたりする部分はあるんですけど、キャラクター個性を大事にしていけたらと思っています。

ー メッセージ

ノルンっていう船によって、能力者が集められて、世界にとって大事な選択を迫られる。船の中で起きる物語で、今回お客様がいらっしゃる草月ホールが僕たちが乗ってるノルンだと思って、その中にいる12人目かな(11人の能力者によってストーリーが構成されている)、そういう気持ちで物語を追って観ていただけたら、ゲームのプレイヤーになりながら、僕たちの世界観を楽しんでいただけたら嬉しいなと思います。

加賀見一月役 本川翔太

本川翔太(加賀見一月 役)
Twitter:@shota_motokawa

ー 自分とは真反対だからこそのやりがいを感じる。

正直、舞台決まるまで知らなくて、最初みんな原作をチェックすると思うんですよね。で、僕の役が加賀見一月と言って、女性に優しいちょっとおっとりした僕とは真反対のキャラクターだなとは確認しつつ・・・。笑 自分とは真反対なんでやりがいがすごくありそうだなって感じてました。
逆に最初は不安もあって、撮影の時に、みんな「セクシーさが足んねー!セクシー、セクシーにいけ!」みたいな(ことを言われて、)、心折れまして・・・。笑 それから、セクシーとはなんぞやと自問自答の日々を送ってました。
もちろん、ゲーム原作の中の一月を取り込みたいのもあるんですけど、やるのは舞台であり、二次元のキャラクターがそのまま出る訳ではないので、多少、多少っていうか、今回みんなの「NORN9 ノルン+ノネット」の中の一月としてもいたい。ある意味、原作になかった部分はどうなんだろうとか。

ー メッセージ

家族愛、恋人、友情盛りだくさん。キャラクターも華やかだし、内容もすごく濃くていろんな種類の愛の形を語ってる作品でもあるので、どのかたが観ても共感してくれるようにしないとこっちも駄目だし、もちろん出来ると思うんで、いろんな方に観てもらいたいです。いまもう2.5次元っていっぱいあるんですけど、その中でもまた一つちょっとこう別物というか、素晴らしいものになってくと思うんで、ぜひ楽しみにしていただければと思います!

室星ロン役 松波優輝

松波優輝(室星ロン 役)
Twitter:@yuki_matsunami

ー 初挑戦。そこで初めて気付いた大事なこと。

出演が決まった時は、めちゃめちゃ嬉しかったんですけど・・・・、と言われると決まった時嬉しくなかったのかってそうじゃないんですけど。笑
脚本の蛭田(直美)さんの作品は、今回ご一緒する前に観させていただいたことがあって、すごい素敵な本書かれる方だなって、ぜひ一緒にやりたいなって思ってたんです。もともと。で、蛭田さんの作品に出演されてた方とも一緒にやりたいなって思ってたんです。したら、自分で引き寄せたのかわかんないんですけど、運よく機会に恵まれてご一緒できるってことだったので、出演はすごく嬉しかったんです。
本も、ゲーム原作っていう作品が初挑戦だったので、アニメに沿った話になるのか、ゲームの誰か軸になってそれが付随していろんな話ができるのか、とてもワクワクしてたんですけど、それが蓋開けてみると完全オリジナルのストーリーっていうのでさらにテンション上がっちゃて。
ただ、どの役なのかって最初は分かんなかったんです。作品の名前聞いて、出演が決まったよってマネージャー、事務所の方からお伺いして・・・。で、作品見て、どの役なんだろうなって、いろんなキャラ見たら、これだったら似てるからなんか演りたいなって思ったのが兵士だったんですよ。
ところがどっこい・・・。笑 ロン、と・・・・。(室星ロン役)
僕、ロンみたいな役って演ったことなくて、自分とは正反対かなって。もちろん共通点もあるし、相違点もあるんですけど、なんか・・・、すごく・・・、難しそうな役だなと。話聞いてないようで、割と聞いてて、ズバッと他の人が言いづらいようなことを言うとか、空気を読めないフリして読んでんのか、はたまた本当に読んでないだけなのか。そこをやっぱり原作のファンの方って、それぞれの解釈があるとは思うんですけど僕なりのロンを見せることによって、ノルステ(舞台版「NORN9 ノルン+ノネット」)のロンはこれでもいいんじゃないか、松波が演じて良かったって思ってもらえるように頑張んなきゃって思ってます。気合いが入ったというか、スッと背筋を伸ばさせられたというか。ゲーム原作の作品が初挑戦だったっていうのもあるし、役柄的にも初挑戦だったっていうのもあるんですけど、これをしっかり一つのものとして、作品作り上げれたら、間違いなく自分の糧にはなるだろなって思います。
ロンの設定としては、右目が義眼、左目の視力もほとんどない。で、人相も悪いから夏彦(鷹松宏一演じる吾妻夏彦) が作ったサングラスかけとけって言われて、かけてるんですけど・・・。ってなると、舞台上、役者としては、"目線"で芝居が出来ないっていうのが、ちょっと痛いなっていうのがあるんですけど、そこまで全部のリアクションが大きい役ではないので、首をちょっと向けるだけ、目線以外にも使えるところって考えてみるといっぱいあるんだなって。所作というか一挙手一投足(いっきょしゅいっとうそく)を本当に丁寧に大事にして臨まなきゃいけないかなって。だから、所作とか角度とか気をつけるようにしてます。

ー メッセージ

それぞれの好きなキャラクターとか、ゲームの中で好きなお話とかあると思うんですけど、世界観は絶対に壊さず、舞台の「NORN9 ノルン+ノネット」として楽しんでいただけたらなと思ってます。で、いつも応援してくださる皆さん、この作品を観て元気になっていただけるような、なにか一つ感じていただけるものがあるように僕らも誠心誠意いいものを作っていこうと足掻いてるんで、それが届けばなと思ってます!

乙丸平士役 竹田亮

竹田亮(乙丸平士 役)
Twitter:@ryonol2

ー 役者としてこそ表現できるこだわり。

まず、(役が決まった時は)ほんとに嬉しかったですね。この原作に出たいってずっとあったんで、役もこの作品だったら、これやりたいなって思ってた役をあててもらったので、ラッキーでしたね。笑 なかなかそうゆうことないんで。
(演じるなかで)声優さんの癖を勉強しないといけない。声を似せるっていうのは僕は声優じゃないので難しくて、そこを重視するというよりも、この台詞のイントネーション、癖だったりとか、こうゆう上げ方しよう下げ方しようだったりとかはやらないと、やっぱり原作のファンの方々から全然に似てないって言われちゃうと面白くないと思うんで、出来る限りそこは意識してやれるようにしています。ただ、あんまりにも寄せすぎて、お芝居が崩れるのは好きじゃないので、出来る限り自分と乙丸平士っていう役をすり合わせて良いところとってやれれば良いなって思います。
(今回、共演する方が)初めての方が多くて、特に今年の(出演した)舞台は知ってる方、共演したことある方ばっかりとやってたんで、すごく新鮮な気持ちです。その中で、みんなのこだわりとか、この作品だからここもこだわってかなくちゃいけないんだなとか、すごいよくわかる。特に主演の優一くん、いや、みんなかな。名前あげたらキリがないんですけど、主演の優一くんとか最近よく喋る辻諒くんとか、鮎川太陽くん、みんなそれぞれこだわりを持ってて、それを楽しんでます。自分の糧にもしようと思って。

ー メッセージ

原作ありきの2.5次元舞台なんですけど、オリジナルストーリーになっています。なので、原作とちょっと違うところもあるだろうし、原作で大切にしているところを僕らなりによくしたつもりなので、原作ファンの方にも、もともと既存の舞台ファンの方にも楽しんでもらえるようになっていると思います。で、こんなにすごいキャストが集まるってこともなかなかないことですし、自分としてもこうゆう経験は初めてなので、一生懸命みんなと力合わせて作っていきます。
今回のキャッチコピーにもあるんですけど、「この世界は、生きる価値があるか。この世界は、生かす価値があるか。」というこのメッセージをどれだけ皆さんに持って帰ってもらえるかというところを勝負にしたいので、観終わったあとに、明日が変わるような作品にしたいと思います。ぜひぜひ劇場にいらしてください!

取材・文:尾中力也
撮影:川端一生

 

舞台『NORN9 ノルン+ノネット』舞台『NORN9 ノルン+ノネット』

舞台『NORN9 ノルン+ノネット』

■原作
アイディアファクトリー
オトメイト『NORN9 ノルン+ノネット』シリーズ

■演出
前野祥希

■脚本
蛭田直美

■日 程
2018年10月17日(水)~2018年10月21日(日)

■公演スケジュール
10月17日(水)19:00
10月18日(木)14:00/19:00
10月19日(金)14:00/19:00
10月20日(土)13:00/18:00
10月21日(日)11:30/16:30
※公演時間は変更になる可能性がございます

■劇 場
草月ホール
(〒107-0052 東京都港区赤坂7丁目2−21)

■出演者
結賀駆役 中村優一
こはる役 築田行子

市ノ瀬千里役 辻諒
吾妻夏彦役 鷹松宏一
遠矢正宗役 鮎川太陽
二条朔也役 安達勇人
宿吏暁人役 橘龍丸

加賀見一月役 本川翔太
室星ロン役 松波優輝
乙丸平士役 竹田亮
久我深琴役 西園みすず
不知火七海役 影山靖奈
鈴原空汰役 最上みゆう
滝島雪役 川岸銀次

結賀史狼役 緑川睦

■チケット料金
プレミアムシート9,800円(税込/全席指定)※オリジナル特典付き・前方座席
一般席7,800円(税込/全席指定)

■チケットスケジュール
●オトモバゴールド会員/オトメイトクラブ会員先行(抽選)7/20(金)10:00~7/31(火)23:59
●一般先行(抽選)8月12日(日)12:00~8月19日(日)23:59
●一般販売(先着)9月16日(日) 12:00〜予約開始

■チケット販売先
●オトモバゴールド会員/オトメイトクラブ会員先行
オトモバ:http://www.otomate.jp/mobile/(携帯・スマホ)
オトメイトクラブ:http://otomateclub.jp/

※オトメイトモバイルゴールド会員、オトメイトクラブ会員向けに、それぞれ舞台『NORN9 ノルン+ノネット』チケット申し込み専用ページ」を公開予定です。オトメイトモバイルゴールド会員、オトメイトクラブ会員、それぞれ重複してチケットお申し込みをしていただくことが可能です。

■舞台公式Twitter
https://twitter.com/norn9_stage/

■舞台公式HP
http://www.norn9-stage.net/

■企画・制作プロダクション
Enthena

■主催
舞台NORN9 ノルン+ノネット』製作委員会
(虎屋 / 原宿PICNIC / Enthena / 劇団バルスキッチン)