Stagebook MAGAGINE

舞台・演劇情報「Stagebook MAGAGINE」

INTERVIEW

バックステージコメディー、卒業式の舞台裏を描く初の試みとは。(アガリスクエンターテイメント 冨坂 友・榎並 夕起)

2018/01/09

左:女優 榎並 夕起(エナミ ユキ) 1994年12月16日(23歳)東京都生まれ。都内女子高の演劇部にて演劇活動を開始。高校在学中から数々の小劇場の演劇公演に参加。アガリスクには当時高校3年生で『ナイゲン(2012年版)』に初出演し、以降『ナイゲン(2013年版)(全国版)』『時をかける稽古場』『わが家の最終的解決』に出演。また、自主映画やバンド・歌手のMVでの主演作も多数。また本人もギターを嗜み、23歳にしてキャリア9年でけっこう弾ける。 右:喜劇作家・演出家 冨坂 友(トミサカ ユウ) 1985年5月13日(32歳)千葉県生まれ。アガリスクエンターテイメント主宰。2014年度サンモールスタジオ最優秀演出賞、黄金のコメディフェスティバル2014最優秀脚本賞、黄金のコメディフェスティバル2015最優秀脚本賞など数々の賞を受賞。 喜劇作家として右に出るものもいない冨坂氏と、可憐な容姿で誰も ...

INTERVIEW

そこから何が見えるか? ルサンチカ主宰 河井 朗と黒澤 たけるが見た松本大洋氏の世界。

2017/11/25

左:演出家/ルサンチカ主宰 河井 朗(カワイ ホガラ):1993年大阪市生まれ。高校在学中、漫画家になりたいとデザインの勉強に励むも、演劇のスタンディングオベーションに感動し舞台芸術に興味を持ち始め、京都造形大学舞台芸術学科に進学し卒業。劇団子供鉅人、冨士山アネット、突劇金魚などのカンパニーの演出助手として参加し、自身のカンパニールサンチカを立ち上げ作品をつくり始める。 右:制作 黒澤 たける(クロサワ タケル) 京都を拠点とする演劇団体ルサンチカ。2017年11月、「鉄コン筋クリート」、「ピンポン」等で知られる、漫画家・松本大洋の脚本作品「メザスヒカリノサキニアルモノ若しくはパラダイス」を二都市ツアー(京都・横浜)公演を行う。独特の世界観をもつ松本大洋の世界観の演出に携わるルサンチカ主宰の河井 朗(カワイ ホガラ)氏と、二人三脚で黒澤 たける(クロサワ タケル)氏のイン ...

TOPICS

ポスターハリス・カンパニー30周年記念 総勢300点!日本最大の現代演劇ポスター展2017 応援プロジェクト

2017/11/21

株式会社パルコ(本部:東京都渋谷区、以下パルコ)のクラウドファンディングサービス「BOOSTER(ブースター)」は、ポスターハリス・カンパニー30周年 記念総勢300点!日本最大の現代演劇ポスター展2017応援プロジェクトをスタートします。展覧会では、これまでポスターハリス・カンパニーが30年にわたって収集・保存してきた演劇ポスター2万点の中から、厳選した約300点を展示します。日本でこのポスターの収集・保存活動に本腰を入れて取り組んでいるのはポスターハリス・カンパニーだけです。パルコは、宣伝美術から演劇を盛り上げて行きたいと、使命感を持って活動しているポスターハリス・カンパニーに共感し、BOOSTERでのプロジェクト立ち上げに至りました。また演劇ポスターが一挙に集まる貴重な機会になるので、ぜひみなさんでこの展覧会を盛り上げていきたいと思っています。集まったお金は、ポスターの収集や保存の活 ...

TOPICS
女性演出家サラナ・ラパイン『4Stars 2017』に注ぐ情熱

女性演出家サラナ・ラパイン『4Stars 2017』に注ぐ情熱。

2017/10/31

2017年、ニューヨークの劇場街ブロードウェイに新しい劇場が加わった。41番目となるこのブロードウェイの劇場のこけら落とし公演となったのが名作ミュージカルのリバイバルとなる『ジョージの恋人(サンディ・イン・ザ・パーク・ウィズ・ジョージ)』。完成度が高いことから辛口メディアでさえ挙って大絶賛、チケット入手に困難を極める大ヒットを記録する。この作品でブロードウェイでの演出家デビューを飾ったサラナ・ラパインは自ずと時の人となり、彼女に大きな注目が集まった。『4Stars 2017』の演出も手掛ける逸材は今年、日米両国で花開く。 サラナ・ラパインの叔父は作詞・作曲家スティーブン・ソンドハイムの作品からディズニー・ミュージカルまで幅広く脚本や演出を手掛ける巨匠ジェームズ・ラパイン。そんなサラブレッドの彼女だが、大学では文学を専攻、決して演劇界での活躍を目指していたわけではない。 大学卒業後はボランテ ...

INTERVIEW
父母姉僕弟君

5年経ったいま亀島一徳、島田桃子の心境とは。2017年11月、ロロ「父母姉僕弟君」再演。

2017/10/31

俳優をやろうと思ったきっかけを聞かせていただけますか。 亀島 僕もモモコ(島田桃子)も日芸(日本大学芸術学部)出身で、演劇学科には俳優コース、演出コース、劇作コース、企画制作コースとかいろいろあるんですが、僕もモモコも俳優コースではなく、僕が演出コースでモモコが企画制作コースだったんですよね。 だから、実は大学入るまでは演劇を見たことなかったんです。俳優やろうと日芸に入ったわけでもなくて、世代的に僕らって宮藤官九郎さんのドラマ「木更津キャッツアイ」や「池袋ウエストゲートパーク」や映画を見て育った世代だったので、高校卒業して大学行こうかなって時に、宮藤官九郎さんが行ってたところに行こう!って、ただそれだけでしたね。 当時は演劇も見たこともなかったから、そこで何やりたいとかも特になかったんですが、官九郎さんは日芸で演劇をやってるらしい、と。(宮藤官九郎さんは放送学科であった。) 本当に馬鹿みた ...

INTERVIEW
ロロ主宰 三浦直之

関係が変わったり、結ばれてたり、離れたり、時間を超えて行われていくというヘンテコさ。ー ロロ主宰 三浦直之

2017/10/30

こんにちは、Stagebookの尾中力也です。 今回はロロ×キティエンターテインメント・プレゼンツ『父母姉僕弟君」通し稽古の現場に潜入し、主宰の三浦さんにお話を伺いました。 まず三浦さんとロロ、自分たちの環境・カンパニーについてなどお伺いできればなと思ってます。 三浦 僕は宮城出身なんですけど、映画を撮りたくて日本大学藝術学部の映画学科を受験したら落ちてしまって。違う学部でもとりあえず入っとけ!と思って、たまたま演劇学科は受かったので、演劇あんまり知らないけど入学しました。 宮城だとなかなか生で演劇を見る機会もなかったので、上京していろいろ観るうちに面白いなーと思って、それで(当時)同期の仲間たちと一緒に始めたのがロロ...ですね。 尾中 いま結成して? 三浦 8年ですね。 尾中 なるほど、なるほど。ロロさんって、先輩後輩も一部いらっしゃる中、若い人たちだけで構成されていると思うんですが、 ...

PICK UP

10年後、100年後のことを想像しながら、そこに少しでも近づいたり、逆に離れてみたり ー「チーム夜営」大竹竜平

2017/10/26

日本では毎月1,000を超える舞台公演があり、どれひとつとってもそれぞれの個性があるように思います。 今回そんな多種多様な演劇があるなか、StagebookMAGAZINEではとてもユニークで詩的な「チーム夜営」の大竹竜平さんに迫りました。 PROFILE 大竹竜平(グラフィックデザイナー) 1988年生まれ。デザイナー。 チーム夜営では脚本と宣伝美術を担当。2017年、チーム夜営「タイトルはご自由に。」が第5回せんだい短編戯曲賞大賞を受賞。 HP : ryuhei-otake.com   まず「チーム夜営」について教えてもらえますか。 大竹 2012年5月、武蔵野美術大学の卒業生を中心に結成しました。 昼間は美術、映像、グラフィックデザイン、イラストレーションなどの分野で活動するメンバーが、夜な夜なここに戻ってきて、演劇をつくるチームです。 が、実は演劇が本業の人は、ほとんどい ...

TOPICS

松岡充主演 音楽劇『三文オペラ』の全貌がついに公開!!

2017/10/22

このたび、KAAT神奈川芸術劇場プロデュース『三文オペラ』に出演の全キャストが決定いたしました! KAATでは白井晃芸術監督を中心に、才能ある若手演出家との取り組みに力を注いでまいりましたが、この度、昨今、劇作家・翻訳家としても活躍がめざましい演出家・谷賢一にフィーチャーし、ブレヒト&ヴァイルによる名作『三文オペラ』に挑みます。音楽監督は、谷と同世代のロックバンド・ドレスコーズで活躍し、文筆活動や映画出演等にも活動を広げる志磨遼平が、舞台公演での初の音楽監督をつとめます。 主役のマクヒィスには、SOPHIA・MICHAELのヴォーカルで、俳優としても活躍がめざましい松岡充。 マクヒィスを巡る女性たちには、第13回全日本国民的美少女コンテストのグランプリ吉本実憂(ポリー)、AKB48の峯岸みなみ(ルーシー)の両名が初舞台に挑む中、宝塚歌劇団元宙組トップスターの貴城けい(ジェニー)、ナイロン1 ...

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ビリー・エリオット~リトル・ダンサー~

ついに100回記念達成!『ビリー・エリオット~リトル・ダンサー~』花束贈呈にトミーズ雅さんが登壇!!

2017/10/22

7月25日に開幕したミュージカル『ビリー・エリオット~リトル・ダンサー~』が、10月20日12時00分をもちまして、上演回数が100回に達しました。 主人公ビリー役山城力くん、お父さん役益岡徹さん、ウィルキンソン先生役島田歌穂さん、おばあちゃん役久野綾希子さん、トニー役中河内雅貴さん、オールダービリー役大貫勇輔さん、マイケル役古賀瑠くん達出演者がスペシャルカーテンコールを行いました。 100回公演記念のパネルをもって登場したキャスト陣にお客様からの温かい拍手と大きな声援を頂きました。 お祝いにMBS「せやねん」より、司会のトミーズ雅さんがかけつけ、壇上で山城くんに花束を贈呈しました。 雅さんは山城くんと熱いハグを交わし、「本当に感動しました、生きてて本当に良かったなと思いました。まあ、死のうと思ったことはないんですけれども(笑)本当に生きてて良かったと思える舞台でした。ありがとう!」と感動 ...

TOPICS
コーラスライン

これを観ずしてミュージカルは語れない──永久不滅の傑作ブロードウェイミュージカル『コーラスライン』奇跡の再来日決定!!

2017/10/20

ブロードウェイでの成功を夢見る名もなきダンサーたちの光と影を真正面から描いた、ブロードウェイミュージカルの金字塔的傑作「コーラスライン」。1975年に初演され、翌1976年のトニー賞で最優秀ミュージカル賞・演出賞・振付賞・脚本賞・楽曲賞など計9部門を制覇。ピュリツァー賞演劇部門でも受賞を果たした。1985年、ハリウッドでミュージカル映画化。初演版は約15年の大ロングランの末、1990年に閉幕した。2006年、初演版の演出・振付を踏襲したリバイバル版が開幕し、トニー賞最優秀ミュージカルリバイバル賞にノミネート(2008年閉幕)。同公演のキャスティング模様を綴った2008年のドキュメンタリー映画「ブロードウェイ♪ブロードウェイ コーラスラインにかける夢」も、大きな話題を集めた。 同リバイバル版の来日公演は2009年、2011年に行われ、このたび、7年ぶりの来日公演が実現することが発表された。 ...