2019/01/24
日本だけでなく、多くの国で社会問題となっている認知症。介護をすることやされることを考えると、明日は我が身だと思う人も多いだろう。ともすれば重くなってしまうテーマに真正面から向き合い、悲劇でありながら時に笑いも起きてしまう斬新な作品『Le Père 父』が誕生した。 2012年にフランス・パリのエベルト劇場で初演、その後、英国・シアター・ロイヤル・バース、米国・ブロードウェイなどで上演された『Le Père 父』。2019年2月2日(土)から東京芸術劇場シアターイーストで、待望の日本初演が開幕する。主人公のアンドレを橋爪功さん、娘アンヌを若村麻由美さんが演じる。 今回フランスでの『Le Père 父』の演出を手掛けたラディスラス・ショラー氏にお話を伺うことができた。日本で初めて舞台演出に携わる氏が、総勢6名の出演者をどのように率いているのか、たっぷり語っていただいた。 ――今回初めて日本で ...