Stagebook MAGAGINE

舞台・演劇情報「Stagebook MAGAGINE」

INTERVIEW

INTERVIEW
Le Père 父』 演出家ラディスラス・ショラー氏

日本初演『Le Père 父』 演出家ラディスラス・ショラー氏インタビュー!

2019/01/24

日本だけでなく、多くの国で社会問題となっている認知症。介護をすることやされることを考えると、明日は我が身だと思う人も多いだろう。ともすれば重くなってしまうテーマに真正面から向き合い、悲劇でありながら時に笑いも起きてしまう斬新な作品『Le Père 父』が誕生した。 2012年にフランス・パリのエベルト劇場で初演、その後、英国・シアター・ロイヤル・バース、米国・ブロードウェイなどで上演された『Le Père 父』。2019年2月2日(土)から東京芸術劇場シアターイーストで、待望の日本初演が開幕する。主人公のアンドレを橋爪功さん、娘アンヌを若村麻由美さんが演じる。 今回フランスでの『Le Père 父』の演出を手掛けたラディスラス・ショラー氏にお話を伺うことができた。日本で初めて舞台演出に携わる氏が、総勢6名の出演者をどのように率いているのか、たっぷり語っていただいた。  ――今回初めて日本で ...

INTERVIEW
凰稀かなめ

『暗くなるまで待って』盲目の女性スージーを演じる凰稀かなめインタビュー!

2019/01/15

  1966年にブロードウェーで初演、1967年にはオードリー・ヘプバーン主演で映画化された名作『暗くなるまで待って』。日本でも何度か舞台化されている作品が、2019年1月25日(金)から2月3日(日)にかけて東京・サンシャイン劇場で上演され、その後兵庫、名古屋、福岡公演が行われる。 物語の軸となる盲目の女性スージーを演じるのは、元宝塚宙組トップスター凰稀かなめさん。宝塚を退団してからも積極的に舞台出演し、昨年末に文化庁芸術祭演劇部門(関西)で新人賞を受賞した。舞台人として勢いのある凰稀さんに、『暗くなるまで待って』の稽古場で、お話を伺うことができた。  ――まずは文化庁芸術祭演劇部門(関西)新人賞受賞おめでとうございます。受賞が決まった時の気持ちをお聞かせください。 ありがとうございます。まさかいただけるなんて思っていなかったので、「おう!」って感じでした(笑)。 ――舞台『さ ...

INTERVIEW
convoyshow-one

今村ねずみ、後藤健流インタビュー! THE CONVOY SHOW vol.36 『ONE!』への意気込みを語る

2018/12/13

「走り出したら止まらない」を合言葉に、さまざまなエンターテインメントショーを30年以上続けているTHE CONVOY。vol.36となる『ONE!』が、2018年12月14日(金)から12月17日(月)にかけてTBS 赤坂ACTシアターで上演される。 今回THE CONVOY SHOWを主宰する今村ねずみさんと、昨年の『asiapan』に引き続き参加となる後藤健流さんに、今回の作品への意気込みを聞くことができた。大ベテランの今村さんが若手とどう向き合っているのか、そして後藤さんはどのように受け止めているのかなど、盛りだくさんの話を紹介する。   ――vol.36となる『ONE!』はどのような内容の作品でしょうか?  今村:クリスマスシーズンなので、それに色を添えた作品を作りました。出演者みんなが一つになって、あーでもないこーでもないと言いながら作品を作っていく、CONVOYのもの ...

INTERVIEW
SUTTHINEE-サンドイッチの作り方-西園みすず、八島諒

劇団SUTTHINEE(スットハイニー)旗揚げ公演! 『サンドイッチの作り方』 

2018/12/01

2018年12月19日(水)から12月24日(月)、パルスタジオ(東京・板橋区)において劇団SUTTHINEE(スットハイニー)の旗揚げ公演『サンドイッチの作り方』が上演される。この作品は2015年に初演された荒木太朗のオリジナル作品で、2度目の上演となる。 今回主演を務める西園みすずさん、助演の八島諒さんに話を伺うことができた。2人の対談と、脇を固める後藤紗亜弥さん、阿部大地さん、浅倉一男さんが語ってくれた公演への意気込みも併せて紹介する。 西園みすずさん、八島諒さん 対談にて ―― 今回お二人は恋人同士の設定ですけど、どういう風に演じていこうと思っていますか? 八島:僕の役はすごくお茶目なんです。僕も結構お茶目なほうなので「普段と変わらなくないか?」と思ってます。 西園:(爆笑)安心しました! ―― 西園さんは彼女として八島さんを応援する役どころですが……? 西園:私は普段グループで活 ...

INTERVIEW
イキザマ3-石原壮馬-岩田華怜

RISU PRODUCE vol.21『イキザマ3』 W主演・石原壮馬、岩田華怜インタビュー

2018/11/23

2018年12月5日(水)から12月9日(日)にかけて、東京芸術劇場シアターウエストで、RISU PRODUCE vol.21『イキザマ3』が上演される。2015年に初演、2016年に再演された作品が2年ぶりに劇場へ帰ってくる。 今回W主演を務める石原壮馬さんと岩田華怜さんにインタビューすることができた。初参加の二人を見守るように、本作3回連続の出演となる横関健悟さん(RISU PRODUCE)、谷口勇樹さん(RISU PRODUCE)、朝枝知紘さん、2回連続出演の吉川柳太さん、中尾太一さんにも同席いただき、お話を伺ったので紹介する。 ――『イキザマ3』はRISU PRODUCEを代表する作品ともいえます。出演オファーを受けた時の気持ちとオファーを受けた理由をお聞かせください。  岩田:私は今回出演されている重松隆志さんと前回の舞台で共演させていただきました。その時に重松さんからRISU ...

INTERVIEW
阪本浩之

雀組ホエールズ『享保の暗闘~吉宗と宗春』 主演・阪本浩之インタビュー「観に来た人の気分が上がる作品にしたい」

2018/11/13

2018年11月14日(水)から11月25日(日)にかけて、シアターグリーンBOX in BOX THEATERで、雀組ホエールズ第14回公演『享保の暗闘~吉宗と宗春』が上演される。社会派の芝居に定評のある劇団が、今回時代劇を上演する。 初日が5日後に迫った中、主演の徳川宗春を演じる阪本浩之さんに話を聞くことができた。今回の公演にかける意気込みと、これからの雀組ホエールズについて熱く語ってもらったので紹介する。 ――今回の公演はどのような内容の作品でしょうか?  今回は江戸中期、享保の改革が行われた時代に生きた、徳川吉宗と徳川宗春の話です。徳川宗春って、知らない人も多いと思うのですが、実は愛知県で「好きな偉人は誰ですか?」と聞くと、1位に織田信長、2位に豊臣秀吉、3位が徳川宗春というぐらい人気がある人なんです。 じゃあ、徳川宗春は何をした人かというと、物語の中でもいろいろ説明をしていますが ...

INTERVIEW
朝日美陽

女性として生きること。表現者としての朝日美陽。

2018/10/20

朝日美陽(アサヒミハル) 1996年8月12日、千葉生まれ。PuR global entertainment所属、日本大学藝術学部演劇学科演技コース4年生。 Twitter : @miharuasahi   JAZZダンス、そして演劇との出会い。   ー 演劇をやるキッカケっていうのは? すごい幼少期までそれこそ産まれた時まで遡るんですけど、私の母が女優で、父が演出家っていう環境で育って・・・。絶対に子役はさせない、公務員にさせるみたいな、そんな環境でした。中学受験もしましたし、そんな家庭だったんですけど、やっぱり家にいたら、そうゆう話(お芝居とかの話)になるじゃないですか。でもダンスだけはやって良いよって。で、5歳からずっとJAZZダンスをやっていて、それが私のルーツなんです。そこから舞台で表現するっていうことがずっと好きだったし、テレビっ子、映画っ子なので、親と一緒 ...

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江守沙矢、独占インタビュー。ひとり芝居【汝-おんな-】より

江守沙矢、独占インタビュー。ひとり芝居【汝-おんな-】より

2018/10/18

江守沙矢(えもり さや) 1988年10月15日、埼玉生まれ。女優。 Twitter : @saya_emori(https://twitter.com/saya_emori) Instagram : @saya_emori(https://www.instagram.com/saya_emori) 映画「闇金ウシジマくんPart3」、ドラマ「とと姉ちゃん」など数々の映像作品から、舞台また大手企業の広告まで幅広く活躍。 Stagebookでは今年30歳の節目を迎え、記念公演「単独公演:ひとり芝居【汝-おんな-】」で魅せる素顔とその想いを伝えるために単独インタビューに伺いました。その麗らかな顔立ちと、どこか妖艶な女性の色気を併せ持ったような持ち味を持つ彼女の魅力に迫ります。 ひとまず挑戦してみる。 ー 女優活動のスタートとは 江守 元々は芸能界を目指していたわけではなくて、美容の資格めちゃく ...

INTERVIEW
NORN9 ノルン+ノネット

女性向け人気恋愛アドベンチャーゲーム「NORN9 ノルン+ノネット」遂に舞台化!

2018/10/17

「NORN9 ノルン+ノネット」はPSPやPS Vitaなどのゲームで、「ノルン」と呼ばれる巨大な飛行船で旅をする特殊な能力を持った少年少女達の女性向け恋愛アドベンチャーゲーム。その人気から2016年にはテレビアニメ化もされ、話題となっている。 今回の舞台化は、NTV「ワイルド・ヒーローズ」やCX「世にも奇妙な物語(一本足りない)」などを生み出した、鬼才・蛭田直美によるオリジナルストーリーで構成され、原作ファンのみならず、誰でも楽しめる構成となっているようです。 Stagebookでは、豪華メインキャストのうち5名(中村優一、鮎川太陽、本川翔太、松波優輝、竹田亮)に舞台に込めた想いを伺いました。 中村優一(結賀駆 役) Twitter:@nvkknpbmkibdg6m ー 主人公 結賀駆との共通点とは。 まず、このお話を頂いて、実は存じ上げてなくて、いろんな人に「NORN9 ノルン+ノネッ ...

INTERVIEW
桂 佑輔。生々しさ、エモーション、そしてロシア演劇の最高峰に新訳で挑む。

桂 佑輔。生々しさ、エモーション、そしてロシア演劇の最高峰に新訳で挑む。

2018/10/02

はじめに 「どん底」とは、1901年から1902年にかけて書かれたマキシム・ゴーリキーの戯曲。当時ロシア社会貧民層が描かれる。貧民窟を舞台に住民の物語が展開する、史上初の【群像劇】とされる作品。日本では黒澤明氏による映画化も含め、繰り返し上演されている世界的名作戯曲である。 桂 佑輔(けい ゆうすけ) Twitter:@yusuke_kei 1984/4/23 生まれ 慶應義塾大学文学部卒業。 劇団新派所属、立松昭二門下。 学生演劇とアングラにどっぷりつかり、文学座に学ぶ。後、坂東玉三郎主演「ふるあめりかに袖はぬらさじ」「日本橋」に出演、薫陶を受ける。その中で、日本の古典を伝える新派の技や考えに魅せられ、H26新派入団。花形新派公演「深川の鈴」主演、他新派公演の他に「三婆」「芝桜」「牡丹灯籠」等外部出演も多い。演出作に「惜別のとき〜the long goodbye〜」など。観客投票型朗読コ ...